わたしを愛しているか 2020年9月13日 女子献身者デー 林守鎮神学生

聖書 ヨハネによる福音書 21章1-17節

イエス様は復活の後、これからはイエス様が弟子たちのそばにいなくても、宣教者として彼らがしっかり立って歩くことができるように、イエス様が天に昇っていく前弟子たちに現れて、恵みを与えてくださいました。

一つ目の恵みは、必要なものを満たしてくださる恵みであります。イエス様は弟子たちに現れて、彼らの空いている網を、満たしてくださいました。しかも多くて網を引き上げることができないほどに溢れる恵みでした。人間は自分で一生懸命頑張っても努力しても何の収獲も実りもなく結果を出せない時があります。自分でいくら頑張っても出来ない時大変な時は、神様の満たしてくださる恵みを期待してみませんか。その時、空いている網をイエス様の言葉を通して満たすことができるのです。私たちの必要に対して豊かにあふれるほど満たしてくださるお方がイエス様なのです。

そして、二つ目の恵みは回復、心の回復の恵みです。弟子たちがイエス様に気づいてから、ペトロは自分自身が過去イエス様を3回も裏切りしたものであることに迫ってきたのではないか思いました。誰よりもイエスを愛すると告白する自信があったペトロ、彼がイエス様を3回も裏切りました。神の子である方、メシヤだと思って3年間いつも一緒だった先生であるイエス様が捕まえて連れて行かれました。その夜ペトロは愛するイエス様を3回も、「私は知らない」と裏切ってしましました。そして自分が裏切ったイエス様が、復活して現れて彼はどう思ったでしょうか。イエス様から逃げってしまった自分、イエス様を裏切った自分に何の資格があるのか思ったのではなかったでしょうか。しかし、神様の計画は彼の回復でありました。ペトロを初代教会のリーダーとして立たせるために彼を回復してくださいました。

それゆえに、イエス様はペトロにお聞きました。「わたしを愛しているか」この質問によってペトロに召命を与えてくださいました。