<神学校週間> 私にしたことー最も小さい者ー 嶋田健治神学生 2020年6月28日

聖書 マタイによる福音書 25章31-46節

本日は、お招きありがとうございます。私は西南学院大学大学院の神学研究科で学んでいます嶋田健治と申します。私は福岡県の直方市に生まれ、高校は島根県、大学は千葉県で学びました。千葉県の市川市にあります認定NPO法人「ガンバの会」に就職したいと思いインターンシップという形で研修をさせて頂いたのですが、様々な方との出会いの中で牧師としての献身がしたいという思いが与えられたと信じています。学部2年間の学びを終えて献身の考え方や、牧師の捉え方も変わりました。献身と牧師の意味と教会が必要性を問われ、改めて献身の決意が与えられたような思いです。

卒業論文では、マタイによる福音書5章9節「平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。」を釈義的研究しました。マタイにおけるイエスは、どのような平和を想定していたのか、平和を実現するとはどういうことなのかを具体的に考察しました。大学院では、長血の女性の箇所からイエスの人権意識について考察していきます。

新型コロナウイルスの影響によって、西南の講義や礼拝、ミーティングなどは、ビデオ電話を通してです。なかなか難しいことや大変なこともありますが、この機会を通して私が如何に他者を必要としているのかということを問われました。恐らくこの気持ちは私だけではない筈です。学校での移動時間や、礼拝の後の時間といった人と小話する隙間の時間が、私を支えていたと思います。寂しさを抱えながら、また励まし合いながら頑張っています。

今年度の神学校週間は、例年と違って説教依頼もほとんどありませんでした。しかし、このようにお招きいただき、また受け入れていただき、心の底から嬉しく思います。いつも私たちのために祈り支えて頂いている者ですので、少しでも私たちのことを知って頂けたら幸いです。

相浦光キリスト教会に主の守りと導きがありますよう祈っています。