聖書 Ⅱコリント人への手紙 4章7~18節 米本裕見子神学生
土の器 欠けだらけの私 その欠けからあなたの光がこぼれ輝く
土の器 ヒビだらけの私 そのヒビからあなたの愛があふれ流れる
こんな私でさえも 主はそのままで愛してくださる
だから今主の愛に 応えたい 私の全てで 用いてください 主よ
私にしかできないことが 必ずあるから
「土の器」という美しい賛美です。土の器は、まさに欠けだらけ・ヒビだらけの私です。自分の内からは、どこをどう見ても良いものはでてきません。不安・孤独・恐れ・思い煩い・怠惰・プライド・コンプレックス・自責・・神を遠ざけようとする罪はあげればきりがありません。
しかし、このような弱い者に神様は光り輝く宝を与えて下さいました。この器に与えられている宝に目をとめるとき、神様の愛を確信します。わたしたちの宝は、イエス・キリスト。この器にイエス・キリストが生きておられ、キリストの命が流れています。
自分自身の弱さ・罪、人の欠け、社会の不条理に目をとめれば失望し落胆します。しかし、私たちに与えられている宝には決して失望することはありません。自分自身にではなく、与えられている宝に目を注ぎ、主に信頼して歩むとき、誘惑・欲・罪・から解放されます。決して私たちを見捨てないイエス様と聖霊に導かれて歩む人生は、なんとダイナミックで感動に満ちていることでしょうか。
人生には、さまざまな試練が与えられます。 パウロもキリストの十字架を負うがゆえに、多くの困難・迫害に会いました。それでも窮することなく希望に燃えて宣教の旅をつづけました。自分自身ではなく、イエス・キリストだけを誇りとして、目の前にあるものを見るのではなく、見えないものに目をとめていたからです。
いただいている宝に目を注ぎ、主の御業を数え、喜び、祈り、感謝して、神によって日々新たにされながら歩んでいきたいと願います。わが魂よ、主をたたえよ。