2025年5月11日 主日礼拝 「あなたの父母を敬え」 城前 和徳 師

ヨハネによる福音書 15章11-15節

本日は「母の日」となっており、各ご家庭では、子どもさんを中心に母への感謝がなされると思います。多くの教会では、教会学校礼拝(幼小科)で、母の日(5月第2)と父の日(6月第3)を覚えて、この日を「ファミリの日」として守っているのではないでしょうか。なぜならば、「母の日・父の日」を合わせての「ファミリの日」を十戒の中で人間に対しての最初の部分(第五戒)であることに重大な意義を感じるからです。

 

 「あなたの父母を敬え」

 

人間に関する最初の戒めが、今日の教育においては、忘れさられて大事な点を取り上げているのは意味深いと思います。

「父母を敬う」こと、これが人間として、人に対して守るべき第一の戒めであり、他方、教会において、大人の方々は主から与えられた子どもを養い育てる責任があることもまた言われているのです(コロサイ320節以下)。

そのとき私たち教会員(大人)は、どのような教育をしているのでしょうか。


・子どもは、教会員(大人)の教会生活を見て成長します。まさに親の生き方が手本とされるのです。
・親(教会)は子どもを私有物とするのではなく、主からあずかったかけがえのない人格として、神を畏いつつ生きる者となるように祈り続ける。
・子どもの個性を伸ばし、自主的に生きる力と、互いの交わりの中で、人の心を理解し、この世における自分の責任を果たしていく人間となるように祈り続ける。

価値判断が多様化している中にあって、私たち親自身弱い存在ですが、聖書が示す御言葉に従って、主を畏れつつ、それぞれの歩みをして行きたいものです。