牧師館の玄関の軒下に、燕の夫婦が、巣を作り、卵を抱き、ひなが3羽孵り、ようやく巣立っていきました。 数ヶ月にわたり、作成中の巣が落っこちたり、最初のひなが、死んでしまったり、牧師たちは、玄関の扉を開けるのも気をつかって、そっと見守っていました。どうも日々の祈りにまで、加えていた様子です。 ひなの食欲は、すごいもので、親たちは、よろよろしながら、ひっきりなしに餌を運び続けていました。 巣立ったら、子供の燕たちは、巣には帰ってこないのかなあ?と思っていたら、昼間、どこかに行っていても、夜は帰ってくる。そんな日々が続きました。 今は、季節のこともあり、すっかり空っぽの巣が残されています。 数日前に、恐ろしい程の風と雨が、ちょっと止んだ晴れ間に、まるで、お別れをいうように燕たちが、巣にやってきて、まわりを一周して飛び立っていきました。 元気でねえ! と呼びかけました。
帰れや 我が家に