聖書 イザヤ書 9章6節
預言者イザヤが、救い主(メシア)の誕生を語ったとき、その実現までには、700年もの年月がありました。しかし、彼は、すでにその出来事が完了したように、確信をもって救いのときを語ったのでした。この言葉は、何度も消えそうになりながらも、人々に手渡され、待ち望む民の言葉として、闇に見出す光となって、人々に希望を与え続けていたのでした。
この主イエス・キリストの救いの出来事を、教会ではクリスマスとして共に喜び、共にいてくださる神の存在を、ほめたたえるのです。これは、世界のすべての人のために、神様が起こされた出来事であり、その存在により、私たちは、神様を知ることができるのです。 神様は、ご自身の愛と平和の国を始めるにあたり、この世に生まれたての嬰児として、現れてくださったのでした。それは、富も権威も力もなく、ただ人間の助けを必要とする弱く小さな存在によって、神の国がはじまっていくことを示したのでした。
クリスマスは、すべての人が、本当の平和を受けとるように招かれていることなのです。