聖書 ルカによる福音書 23章44-46節
主イエス・キリストの尊い御名がほめたたえられますように。2019年度の女性献身者デーでお世話になりありがとうございました。また、こうして相浦光教会の皆さまが神学生を受け入れて、奉仕の機会を与えてくださったことに心より感謝申し上げます。
2020年度は札幌バプテスト教会で、主事として働きながら、神学生として研修をさせて頂くという恵みに与りました。九州から北海道へ移り住むことに多少の不安もありまし たが、神さまの御心と信じて、わたしはただ従おうという神さまの御手にゆだねる気持ちの方が大きく、不思議な平安がありました。
今年度は九州バプテスト神学校専攻科コースの卒業を目指して論文に取り組んでいます。また、9月12日に行われた宇美教会総会で牧師招聘が決議され、来年度から宇美教会の牧師として働くことが決定しました。神さまの御手にゆだねて、用いてくださいと祈る日々を過ごしています。
わたしの場合の「御手にゆだねます」は、無力ゆえに神さまにおゆだねするしかないという人間的なものですが、本日の聖書箇所にある、「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます。」というイエスさまのことばは、わけが違います。イエスさまは、ご自身の意思として、父なる神にご自分の命をゆだねられました。肉体が滅び、死んで陰府に下ることを、父なる神の御心としてお受けになりました。「神は、罪を知らない方を、私たちの代わりに罪とされました。(コリント二5:21)」と聖書に記されています。イエスさまはわたしたちの罪のために、父なる神との断絶を経験されました。イエスさまの言葉、行動…生涯に一貫している、父なる神に対する絶対的な信頼と従順によって、わたしたちの罪は贖われ、永遠の命が与えられました。そのことに感謝しつつ、皆さんとご一緒にイエスさまの御言葉に耳を傾け、ゆだねることについて思い巡らすひと時が豊かに祝福されますようお祈りいたします。