聖書 ルカの福音書18章18-30節 松浦ミチ子
「何をすれば、永遠の命を自分のものとして、受ける事が出来るのでしょう」と、イエスに質問した人がいました。その人は、ユダヤ教を信じる、大変な金持ちの役人でした。イエスは、その問いに答えられます。「持ち物を全部売って、貧しい人に分けてやりなさい。そうすれば、あなたは天に宝を積むことになります。その上で私について、来なさい。」役人は非常に悲しんだそうです。又、イエスは言われるのです。「裕福な者は神の国に入ることは、何と難しいことでしょう。」
神と富の両方に仕えることは、出来ないと、聖書は教えているのですが、人間には難しいと、神はご存知なのです。お金がある程度、必要な時もあると、私たちは体験しています。しかし、神は言われるのです。お金でもなく、良い行いでもなく、唯々、イエス・キリストに永遠の命の保証を求めなさい。従って来なさいと・・・・。「人には、出来ないが、神にはできるのです。」と弱い私たちに、まさしく、十字架の出来事を、示されたのです。
金銭欲、名誉欲、サタンの誘惑の中に、生きている私たち、それだから、イエス様の十字架が必要なのです。この世の真只中にいる私たちへ神がくださる恵みがあります。それは、一切のものを捨てる力をもくださっていることです。実に神の力は、富よりサタンの力より強いのです。弟子の一人は言います。「私たちは、自分の家を捨てて従ってきました。」と自慢気です。でも、イエスは、彼をほめてくださいました。ホッとします。嬉しいです。危なかっしいお弟子さんたちも、今を生きるわたしたちをも、幾倍もの祝福をうけ、永遠の命を与えると約束してくださるのです。私たちのなすべき一点は、唯イエス・キリストに全信頼を置き、従い続けることです。この約束を信じ、神様のみ業に励み合う愛の家族の一人びとりとして2014年の新しい年を、喜びと感謝のうちに歩みたいと願っています。