主イエスを信じなさい 2020年12月27日 主日礼拝 宣教 中山雅子

聖書 使徒言行録 16章25-34節

私の祖父は上五島の潜伏クリスチャンの子孫です。母は小さい頃に教会学校に通っていたそうです。私は、娘が小学生の時、離婚をして実家に戻ってきました。私は外に出ることもできず、辛い日々の中で、娘との今後の二人の生活について不安がありました。

そんな中で、母は「どん底まで落ちたら、そこから立ち上がりなさい。人はパンのみにて生きるにあらず」と、また兄は「離れ島に一つ持っていくとしたら聖書だよ」と声をかけてくれました。私は聖書がどんなものか知りたいと思っていた時に、真申の教会へ導かれました。使徒言行録16章31節「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます。」というみ言葉に出会った時、私は救われた思いがしました。神様が私たちの罪を赦し、愛してくださると思うと、それほど明日の心配がなくなり歩んでいくことができました。

信徒宣教をする順番と言われ、丁寧に使徒言行録を辿ってみました。エルサレムでの使徒会議の後に、パウロとシラスがフィリピにおいて、看守に語られた言葉であることがわかりました。女奴隷に取りついた悪霊をパウロたちが取り除いたことで、彼らは、牢に投げ込まれてしまいます。しかし、彼らは神を呪うのではなく、鎖につながれたまま、賛美の歌を歌うのでした。大地震が起き、全ての囚人の鎖が外れ、牢の戸が開いてしまいました。看守は囚人たちが逃げてしまったと思って自害しようとします。しかし、パウロたちの言葉で、誰も逃げていないことがわかったのでした。看守は、どんな状況であっても、神を信じて生きる道を知りたいと思ったのでしょう。「先生方、救われるためにはどうすべきですか?」と尋ねるのでした。

母は召される一週間前に病床にて、娘も幻聴に苦しむ精神的な病を抱えていますが、主イエスを信じてバプテスマを受け、一緒に信仰生活を歩んでいます。コロナ危機で大変な一年でしたが、神様の守りの中で、主にある家族として祈り支え合っていきましょう。